総集VOL・3

イトウと岩魚2足のわらじ

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北海道のイトウと岩魚
北海道のイトウ
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07年、東の果て。最初、ここへ初めて来た時、いつ飽きるだろう。何回往復すれば満足するかと思いつつ1年置いた昨年、同じ秘境の水界へ入ると、興奮と憧れ、輝き、新鮮な感触はこの時も変わらず同じだった。

これも東の果て、ベースを張った番屋跡に残された鈴。上陸して早々、丁重にも羆の心温まる出迎えを受けたベース。荷物の整理をして気が付いた忘れ物、だいたい何か一つは忘れるもの、それが今回この鈴だった。シーズン中、ここへ来る者は数えるほどなので錆びていない現状から数日か数週間前にどなたか置いていってくれたもの。どなたか存じませんが、これがあったおかげで助かりました。有り難うございます・・・

7月中旬の道南地方。単独での2泊3日の入山だった。深く切れ込んだ谷に入り込むと陽が射し込む箇所も限られる。ここと日高山脈一帯は道内で最も危険度が高い。痕跡と雰囲気から判断し道を選択する。

山女魚よ、やまめちゃん。この世界に導いてくれた最初のきっかけが山女だった。釣りを教えられ、カメラでも教えられている大切な存在。在来種、棲み分けは人為的、違法に放流しても根付かず回帰も見込めない。

友人A氏。07年、東の果てはベース目前の海岸でカラフトマスを釣る。1年に一度のビックイベント!竿を振るのもここだけ。少々小ぶりながら朝夕、寝床から僅か5b先へ立ち竿を振るだけで豊かな恵みを与ることができる。何か一つ得る為には犠牲も払わなければならない。

これまた東の果て。カヤックに積み込む荷物は必要最小限にとどめたい。それに、ゴミは絶対、残さず回収し持ち帰らなければならない。そうすると、こうしちゃうんです。