渓初撮り

イトウと岩魚2足のわらじ

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北海道のイトウと岩魚
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今日は夏至。湿度の低いからりと晴れた暑い夏は大歓迎、ところが札幌の最高気温は29℃を超えるジメジメとした暑い夏日となった。

前回の余市川支流で写したカラフトイワナ(オショロコマ)。ポジフィルムの現像が仕上がりホームスキャナで取り込んだもの。まだ今も北海道南西以北の山々には残雪があるせいか上流域の水は雪代が混じって透明度が今一。7月に入れば思う存分、渓水に浸かって在来淡水魚類を相手にシャッターが押せるが気が逸ってブヨの大群に集られながら幼少期に釣り歩いた支流を訪れた。

これは余市川支流のオショロコマです。潜って写真を写す前に、まずは手竿でブドウ虫を針に付け本命が一匹釣れてから水界を覗こうと1投目にいきなり釣れた。

この画像ではちょっと分かりずらいですが、ここ水系には腹部がオレンジ色で明らかにそれと判断できる個体とピンク色の小さな主点だけの外観が異なる2つが棲息していることを小学生の頃、釣り歩いて覚えていた・・・。また次回?の機会に写しに行く予定ですが、札幌周辺には意外な事にもともとオショロコマがいる所は多いですから、今後は少しずつ写し紹介できれば?と考えています。上記の画像は後者個体になります・・・あえて地名を述べているのは、在来資源となる財産を後世に残す資源保護を警鐘するにあたって一番、危惧しなければならないのは開発行為≠ナす。釣りじゃないんですよ!砂防やダム、農地拡大・森林開発にそこへ通ずる道路建設、リゾート開発なんですよ。在来野生種と私たち人との接点には必ずしも経済効果と結びつくものはありません。特に魚類は市民権を獲得している鳥とは違い、季節折々に庭先の餌台に舞い降りる姿も、空を見上げれば羽ばたく往来を目視することはできないですから・・・・民意だけでは守りきれるものじゃありません・・・。

次回はモクズカニ、その次はスナヤツメの産卵になるでしょうか・・・