イトウ2020
お久しぶりです。長らく皆様にご挨拶しておりませんでしたが今年2020年もイトウに会いに行ってきました。まあ、そう私はそれこそ誰かに理解、対価を求めることさえ群れることもなく26年間、自然が作り上げた営みを繰り返し見ています。左目の黄斑変性自体の進行はなく、当初映り込んでいた薄茶色の影は消え煩わしさは軽減したものの視力は衰えた。それにしても人体、人間という機械は凄い性能だと思います。その気があり価値を見出せれば1~3日間くらい寝ずに暗闇でも観察することができる。別に私じゃなくとも誰でもできます。健康、健全な身体と精神!?さえあればですが^0^!
南向きの沢については、堀を起こす行為を始めたのは例年より3日早く行われたのは初めての出来事で更に3日早く終了した産卵に参加する個体の数が少なかったのは経過観察で理解します。通常ですと日没前後から気温が下がり雪代を含む水量が減りメスの動きが止まります。主導権は雌にあり、人間も同じですね?・・・今回、長年見ている同じ光景を見て気が付いたのは雌が休むことなく黙々と堀を起こしては産み、入れ替わり立ち代わりオスが次々入れ替わり72時間、途切れることなく、もの凄い勢いで繁殖が行われ早々と終わりました。
以前から気にかけているサイクル24、太陽の活動周期、極小期の底が今なのか?それともまだなのか?にしても実際、北海道、札幌での春開幕は遅れています?昨年11月から気温が低く、年明けから現在においても札幌以南では一ヵ月以上、遅れています。寒いです・・この辺がポイントで、イトウの地は特別変化はありません。本流単位でいうと産卵期という時間軸、汽水、下流から遡上し水源域に到達し卵を産むまでの過程においては”正確”な時間軸で産卵が行われているのは現状の生息域と数、安定が物語っています・・
この場面、北向きの沢です。メインの舞台、南向きの沢が終了したことでのんびりと早春を満喫して7日後、中上流から上流にかけては若干、雪代が混じる平水状況でもう終わった?と自分に言い聞かせ飲んだくれていたところ、敬一さんの有害駆除にお供し山中を毎日、行き来したこの日、婚姻色に染まる雄イトウの姿が目に留まり、その横には大きな雌がいた。
ああ!まだやっている!そうか?流石だ!この自然のシステムは確実に確立された空間であったのを26年間繰り返し観た答えが今、改めて教えられた自然の摂理。これを教えられる為に同じことを繰り返しています。多くの人たちは与えられる事に関心を向けます。例えば、自動車、スマートフォン、ゲーム、TV、新聞、ラジオ・・・など、まだまだ”人工的”な材料がありますが、これら全ては同じ人間同士の間で行われているフィクションです。これに踊らされるもよし、これに逆らい自然の摂理に従うのが本来の幸せだと気が付ける人はどれだけいるでしょうか?