知床2019
知床2019年P2
2019今年の晩夏を締めくくる旅はここ知床先端領域。
個人というレベルでここ先端領域へは世界自然遺産に指定される以前からを含め19年という歳月が経ち歴史を振り返ると、晩夏というシーズンだけに限定しても、ここで出会った人たちはそう多くない。名を述べるとなれば藤本ユリおばあちゃん、文吉湾を拠点に夏になるとウニ漁をする、していた?佐々木さん夫婦、現在は閉店している熊の穴(ラーメン屋)店主に漁船でヤックごと引き揚げてもらったこと想い出すと懐かしい。そして、ここ先端領域を周回する旅を知床エクスペディションで展開しているパイオニアは新谷さんたちにも数度、現地でお会いしたこともある。そんなことを思い出しながら今回は出廷前と後、初めてルサフィールドセンターを訪ねてみた。
まず最初にここは札幌市街地南区の一連のメディアから情報発信されるような所ではいことを理解しないといけません!意外とここ知床でインフラ圏内で暮らす周辺の方達は”本当の世界自然遺産に指定された知床先端領域”を理解していないと思う。まず、世界自然遺産に指定されている先端領域は特別保護区ではあるものの人力によるシーカヤックやトレッキングに対しては立ち入り制限はなく立ち入り禁止区域はありません。詳しくはシレココを参照するかセンターを訪れて頂きたい・動力船で来る者たちに制限、ルールを設けているのは短時間、大勢の人たちを先端領域に上陸させることに対して規制しているもので、サケ・マス釣りにおいても羅臼側は動力船による渡し船で上陸できる4箇所のみ、ウトロ側は観光船が通るルートの外側の沖合以外では接岸し、ましてや河口にアンカーを降ろして釣りをしてはいけないルールになっています。センターの職員によると現状では?ということで今後、爆発的にカヤッカー、トレッカーが押し寄せる事態になれば”環境省による縦割り”によるルールの変更はあり得るそうです・・・この辺もこれまでの日本的解釈の範疇を越え各行政機関が統一した認識でルールを設けて欲しいことを切望したい・・・