201601
戦後70年後のタブー解禁?
2015知床
知床先端領域へシーカヤックへ来るのは時期がお盆に限定していながら今年で14回目。天候だけでなく熊の影響もあって少人数、特に単独ではリスクが高くなるのが行きたいという気持ちの反面、不安もあり周回ルート、上陸地点、一番の問題はベースを張る場所になります。これまでは廃屋となった番屋を使わせてもらったり、時にはユリおばあちゃんにお世話になるといった事を想い出すと今後どうするか考えてしまう。そして、ここ数年の間は不思議と昭和一桁から二桁の年代層との出会いが増えて、ここ知床で車をデポさせて頂いた海岸でも、目の前を通り過ぎるカラフトマスを狙う釣り人も昭和の高度成長を築いたオジサンが目立ちました。こういった場所を接点にする若者は少ない。通りすがりの年配者たちに、にっこりと微笑み声をかけられ、しばし雑談した後にその場を立ち去る後姿には昭和という時代を名残り惜しむ切ない虹色の影を引きずっているように見えた。私は所謂、団塊ジュニア世代なんですが北海道中を車で巡るだけでも過疎し衰退していく速度は凄まじく人を見ないだけでなく家屋が撤去され封鎖されている道路も目立ってます。あれだけ沢山いた人々はいったい何処へ消えたのでしょうね・・・
モイレウシ。画像右端に見える二軒の建物後ろに番屋がありますが周囲を電柵で囲っていました。よほど熊に悩まされているのか海岸を背にして半島の奥を眺めていると番屋の直後ろの山腹から姿を現したのはクマだった。表情はなんだか”えへっ”といった悪気のない初心な姿だった。
ところで前回の更新で2015年は戦後70年という節目でタブー解禁の年だったと呟いたのは、藻岩山山頂で出会った老人からの歴史についての会話がきっかけでした。そのきっかけの一言が漢字って無駄ですよね!≠ニ、ついうっかり私が切り出した一言に叱られると思いきや、いやいや?<そうですよ!無駄です>だから、ひらがな、カタカナやローマ字といった文字を日本人が作りグローバルと”同化”してきたと・・・
歴史とは聖書と同様、事実の的が定まっているようで今一敬遠したくなるカルト?というか若しくは都市伝説と揶揄することもある信憑性を疑いたくなる過去が記録されていることに熱心な人は解読しようといつの時代も情報を収集し真実を求めています。周辺の各国々でもよく歴史認識?がどうのと訴えてますよね?私が思うに歴史とは人類が実験を繰り返し成功した方法で同じやり方で民衆=庶民を統制しようとするものだと・・・昨年、メディア、IT、書物と分野にかけ情報を発信している竹田恒泰£:アメリカの戦争責任:結構、売れたんじゃないかと思いますよ!札幌市内にある大型書店を見て周りましたが、私は一冊の本を購入するときは4回立ち読みする強い関心が持てるならその時点で購入します。ですがこれ!すぐに完売したのかしばらく経って増刷もされたぐらいですから、それだけ関心が得られたのでしょうね?その書物でも紹介されているP13からでも東條?ではなく登場する軍師は石原莞爾≠ヘ知る人ぞ知る歴史人物です。昭和人なら殆どの方が存じていることでしょうが、歴史は繰り返し実験されたのだと私は想像してしまうのは、大化の改新以来、日本を支配している階級は今もかわりませんね・・・70年前である第二次世界大戦時も皆さん=庶民が考えているような歴史だったでしょうか?当時、鬼畜米英と悪とした遠い離れた国家と戦いたい?!と暴走したのは日の本≠フ本意だったでしょうか?仁科芳雄、イトカワの実績、名称はいつの時代でも登場しますが嫉ましくも恐ろしい技術を開発していたその先を見た日の本は、どちららが最大の脅威だったのでしょうか?そんな野蛮で下品なことをし戦争を望むでしょうか?そこですよね、品格や価値感という根源的思想というものは凡人のDNAには組み込まれていません。子孫を長く続かせるには絶対的な戦略と瞬時に的確な判断ができなければ次世代へ血を引き継ぐことはできたでしょうか?あの70年前に選択したのは例えとして昭和の”敵は本能寺”にあったと置き換え解すれば、脅威は遠くのアメリカではなく身近なところに最大の敵がいたとすれば、どちらを選択すれば繋げたかを苦悩した歴史がタブーとして歴史に記録=埋もれている暗号だと時代を超えて知ることができるはずです。そういう意味で私は日本人の一員としてこの国に生まれたことを誇りに思ってます。壮大ですよねえ・・・
そのたった時代にして戦後70後の今、経済、科学技術といった分野では正しくJapan as Number One≠ナあるのは世界の人々が認め尊敬してくださっているのは確かです。それは私が自負している訳ではなく世界の人々が日本の技術者が作り上げたメイドインジャパン、自動車にしても新車販売シェアとしては世界で29%を占めてますが中古販売まで含めると90%を席巻してるのではないでしょうか?結果として世の中に出回っているありとあらゆる物=科学技術の結晶は日本人そのものです。3度目の混乱と恐慌混乱が引き起こされた場合、何に価値があるか?となれば実物資産である金=ゴールドや通貨といった紙幣を求めても非現実的ですよね!寿命のある人生において一番の財産は”技術”だと私は確信しています。2流の技術者はそこそこの値段で買い叩かれ世界に散ってますが一流の技術者は、あんな紙で化かされたカネには騙されず価値は価値として我が能力に置き換え再建できる自信を持ち、いつの時代も欲望に振り回されることはありません。