2013年イトウ

イトウと岩魚2足のわらじ

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初日から5日間の気温が0〜−2℃、水温は5.3℃と全身を水に浸けている方が暖かい?といったところに雨、次第に雪へと変わりあまりの寒さで心が折れました。ポッキッンッ/と。ここへ入って早々浅瀬で産むところで写した一枚ですが、人間に対し警戒心を憶えている雄が敏感でこれ以上の撮影は断念。今回、写したフィルムは9枚のみ。ところで、ピュ−リッツア−賞を獲得した人は三脚なり固定式で写したわけじゃないですよね・・・

イトウの姿を見る数日前に最初に向かったのは敬一さんのところ。用意して頂いているキットを装着する為に、それまでの5日間は飲んだくれてしまった。ここへ来る前の札幌もまだまだ寒く庭に堆積する残雪を強制的に排雪すると福寿草が蕾みを丸めている段階でワサビの葉もまだ小さい。この状態で北上すれば一桁気温に逆戻りになるのは確実だろう、そう思うと今一気持ちが沸き立たない。それに、昨年の産卵が余りにも強烈でドラマチックに展開されたから今回は期待できないと諦めてました。産卵期自体は確実でも同じ春は二度と繰り返されることはなく、これまで幾シーンもの場面を目の当たりにして常に新しい発見が得られ飽きさせるものはありません。例えば昨年で一番、印象的だったのは一カ所で3日間、一匹の雌が一面広範囲に掘り下げた床を中心に排泄口を川底に垂れ下げ、今にも産みそうな素振りをみせながらもなかなか産まず、上、下流へと二匹の雄をその気にさせながら日没まで連れ廻しようやく完結した。その一部始終を見るために、手に持っていたカメラを川岸に置き漠然と眺めていたその光景は150年前の北海道、日本の時空だった・・・近年、周辺環境も少しずつ開発により開墾=破壊され、そこを通じて研究?調査?新聞社の報道人らが頻繁に入り込むようになり環境が悪くなった。捕まえないと研究できないほど希少な種ではないのでデータを収集することに固執せず、野生生物に対しては基本的に観察することに重点を置いてほしい。つくづく思うんですが物に頼って解析するのは作業員≠ェする労働作業です。解析機器、方法が開発されこれを第三者が用いる時点からデータを収集する作業員の一人にしか当てはまらない。これは研究者でなくとも誰でもできる簡単な作業ですから、何を勘違いしているのか研究していると?主張する手段は己の頭脳ではなく企業が開発した便利な機械というツールを用いて得る結果?。深海に生きるシーラカンスやダイオウイカでもあるまいし機械に頼る次元の種ではありません。この辺の分別を見極められないから庶民は家畜扱いされるんですよ・・・口が悪いですが・・・物に頼るのは良いお客さんでいいですよね^0~

ところで、日本、ニッポンジンとして昭和を評価するなら2年前かなあ?NHKで放送された(ゲゲの女房)原作者である水木しげるさんが戦争で片腕を失いながら自分が描きたい世界観を漫画として描き、それを妻が支え、その才能を認めた人たちが評価し応援して支え世に評価された!。これはいくら言っても解らない人には分らないかもしれないが、文明が築く価値とは物ではなく人に有るということを先の昭和の日本人が漫画、アニメとして世界に評価されたんです。要は、人が、そのひとにある才能に対し評価した結果が日本人という人種の価値を世界に認めさせた。これはカネ=貨幣=円ではなく価値は人にある!と認めたから世界中の人たちが称賛しアニメが日本の文化として評価されたんです。価値はあくまでも物ではなく人にあるんですね・・・これを理解できない以上、どんな文句やデータを並べても、なんちゃらアベノミクス?=自民党のミクス=私から言わせればこれから先の未来、使い古された公共投資と異次元金融緩和?という愚策な政策で経済効果などあるわけがない・・・・