2012イトウ秋

105ｃｍ、Mさんが釣る。まだご本人の承諾を得ていないのでお顔はNGです。

ある日の晩、誠二さんが行きつける郷土料理屋でイワナの話題になり私を思い出してくれたおかげで呼び出してくれた先でお会いしたのがＭさんでした。釣りから離れてもう5年？いや7年は離れているかもしれない時に、自分の両親と同い年の方が3年ほど前から釣りを始めたというその眼差しは少年のようにキラキラと輝いていた。ご本人はあと５年は楽しめればいいと謙遜されていましたが90歳でエベレスト登頂を目指す人がいるくらいですから、健康さえ維持していれば源流の釣りなんて100歳までできますよ！・・・いや本当ですよ。それにしても今回はタイミングが良かったです。ご本人は渓流釣りを希望されていたんですが晩秋に入るとサケ科の魚は産卵期を迎え時期遅く、ならば平地流でイトウはどうか？気温も急激に下がりまとまった雨が降って増水してくれたので、私が経験した年数を圧縮してお伝えしようと思った。その結果として私の感と経験が的中したのは我ながら冥利に尽きました。野生のイトウ、それもメーターを超えるものは10年、30年続けたから釣れるというもんじゃありません。実際はそれなりに数は居るとして、それに、ただ釣るという行為は特別難しいものではなく、あえて言えば北方圏の自然の道理を理解する事とこれを間接的にメッセンジャーになれる者に与えられる誇高の勲章かもしれない・・・来年はいざ桃源郷を目指しましょう！