2010.9月
9月上旬。真夏日もこの日で最後、朝晩の冷え込みに体震わせ、トンボが空を覆う光景を見るともう秋だ?突然、初冬を思わせる極端な寒さに切り替わり体が適応しきれない。去年、サクラマスが産卵で集った上流域を覗くと婚姻色に染まる陸封山女魚は見えるが海から遡上する雄雌の姿が殆ど確認できない。大岩の下にも遡上岩魚が入っていない。これほど寂しく空しいことはない。辛いことも重なっている今・・・
9月下旬。ようやく姿を現した桁外れに大きなアメマス。サケマスを水中で記録するにあたって、産卵シーンを映像に収める難易度は一番難しいのは岩魚、次いでサクラマス、サケ、イトウ、カラフトマス、オショロコマになる。映し出された結果が評価される作品はどうやって記録されたか?”カメラマン“として評価されるには、本機ファインダーを覗いてシャッターを切ったか?それとも、’固定式‘にし遠隔で操作し記録したかでは、その一枚の作品が持つ評価は大きく意味が違う!ドライスーツを着て長時間、寒さに耐え決定的瞬間を収めたのか、それとも資本にまかせ機材の性能に重点を置いたことに資金を投入し時間と労力を短縮させ収めた結果とでは評価される基準が違う!!!私が追究し目指している一枚はそこだ・・・固定式写真は老後の楽しみ・・・