領土
冬眠している間?毎日、眺めているのは宝の地図。結局、子供の頃からやっている事は変わらず、日本列島から“ロシア”になっただけ。私は世界でこの国以外は全く興味が無い・・・
─国土を粗末に扱う民族に与えられる領土は狭い─
ここ最近の札幌2月上旬の明け方は、気温−8・9・10℃と連日の寒さは何年ぶりだっただろうか、確か記憶では26年前の雪祭りでテレビ塔の電光掲示板に表示された気温−13℃が一番、寒かったような憶えがある。近頃の冬2月は気温差が極端で下旬に入ると+℃・何処へ行っても積雪が心持ち少なく、山の斜面を見れば木の根周りが融け地面が見えているぐらいだ。このまま例年通り春を迎えれば3月は“なごり雪”で静かに開幕!それまでは部屋にこもって地図を眺めて自分の世界に浸る?PCではカシミール3D、皆さんもご存じのように国内であれば地理院1/25000の縮尺まで見ることができる。正直、これから新規に開拓するフィールドは何度、見直しても何処にもない。だって、コンタよりも道路の線とトンネル、家屋ばかりで、そこへ行ってみよう、歩いてみたいと胸中’ワクワク’させられる自然が残された面積が無い。
もう“異常”なほどインフラだの防災対策やらで網の目のように開発?壊された傷跡ばかりで、これ以上、まだ何をしたいのか?国土を’バリアフリー’にでもする勢いだ。おまけに“北海道に新幹線”とは正気の沙汰じゃない。メディアや紙面に飾る「民意」とは誰が口にしているものか?“陳情”とは、はて?それは一部の都道府県、支援団体?、利権が絡む組織団体・・・からの声ではないか?国が陳情を聞くということは何か「見返り」を期待するということ以外、何を疑おうか?そういった政党の姿勢に支持できると言えば皆さんは深刻に考えなければいけません・・・
民意とは“1人ひとり”の意ではなかろうか。貧しさに虐げられ明日の空腹をどう凌ごうかと飢え苦しむ人が果たして正しい判断ができるだろうか?衣食住をこなすだけに喘いでいる人に今後の国の在り方がどうだのと正しい判断ができるだろうか?地方なりの田舎=カッぺ兄ちゃんなり姉ちゃんなりの?中途半端な金を欲しがり見栄を張りたがる民意には耳は傾けられないが、所謂御母さんからの援助?に対し野党が見っともない恥をさらけ出し反吐を吐きだしているようだが”御坊っちゃま”の方が正しい判断ができるはずだと期待したい。何か奥歯に物を挟めた言い方ですが、アラウンド40を折り返す私の仲間たちの間では’国会中継’が日本の未来を期待する舞台・・・
冬眠している間、皮肉な言い方だが国後、択捉島の現状を思うと、もし現在、日本が統治していたとしたならどうなっていただろうか?考えると恐ろしい。港湾整備にインフラ整備、治水、防災対策だとし磯が埋め立てられ、海岸には消波ブロックが無数に投込まれ、川には砂防ダムが幾つも設けられ、蛇行する流れが排水路とされ直線化されてコンクリートブロックが河底を敷く。そして、島を一周させようと地形が削られ地面にアスファルトが敷かれる。あげくに岸壁に穴を開けトンネルが貫通する。豊富な海産資源も際限なく漁獲、密漁され枯渇していただろう。
今後も便利と対価を追究すると距離が身近になるが国際社会からは孤立していくんだろうな、クジラ、マグロ、トヨタ・・・何はともあれ、在来資源と国土を守り管理できてこそ国が次世代に在るんですよ!先祖に受け継がれる国土が現在も大事に残されている望郷の地を想う。歴史というものは改めて凄いものだと世界遺産というより“地球遺産”として評価したい現在を統治するロシアと領土を感謝したい・・・