09-11-10

イトウと岩魚2足のわらじ

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北海道のイトウと岩魚
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汽水域から上流にかける水の中、川でしか写真を撮る意欲がありません・・・zzz

先週は空知管内のとある山中に入ってきました。目的はアメマスだったんですが、車でのアクセスができる上流地点までは道道から林道へと、入り口には冬季閉鎖の為としゲートが閉められ、目的地となる所までは遠回りをする迂回ルートで向かう。水源となる頂、一帯の斜面には前日に降った雪が積もり白く染まっている。もしかしたら?ダメかと悪い予感がしたように、冬なのに雪代がでて増水していた。迂回ルートから終点までの距離は片道約25k、この日は気温一ケタから+14℃と跳ね上がって、溢れ返った川での写真はできなかった。その替わりにニチザリ探索に没頭し、少ないながら存在を確認できたのは幸いだ。それと、林道を移動途中、道のど真ん中に花束が添えてあったのは、何方か亡くなったのだろうか?2年前もイトウ行きの際、原野を走る林道沿いにも同じような献花と言うのか?を目にしたのを思い出すと、人目が付きにくい山道は事故の危険、事件?最近はいろんな報道がされ日本も物騒になっているように、ゲートなり立ち入り制限は止むおえないだろう。

それもあって、最近、自分の身の回りで摩訶不思議な出来事、悪い事ではないが起きていることで、季節外れな話でなんですが、”座敷わらし”で有名な岩手県の緑風荘が火事で全焼したいうニュースを思い出します。今から15年前、年間出張日数が270日、確か3年ほど続いた忙しい毎日を送っていた時、道内に限られるも、それに見合うだけ各地の宿にお世話になった。本当に良い経験ができたと思う。その頃、一番、印象に残っているのは網走に一週間ほど滞在したときにお世話になったとある旅館、部屋はだいたい十五畳ほどで、1人で泊るには広かった「椿」という間だったというのを鮮明に記憶している。先輩との2人の出張で、時期も2月ということで空室が多く、何故か私にはその部屋が割り振られた。

真冬、気温も−13℃ほどが数日間つづいた翌日、現場作業を終え宿に戻ったのが17時、風呂に入り夕食を済ませ、いつもなら先輩、同僚らと宴会を始めるのに、この日はどうしてか何もすることなく、お互いそれぞれの部屋に戻りTVを見ながらうとうとし、酒を飲むことなく22時ごろ布団に入った。和室で、布団が仕舞ってある押し入れのすぐ横に敷き、うつ伏せに引き戸を頭にして間もなくたったころ、どれだけの数か判らないカラスがうるさく鳴き始め、同時に部屋の天井から何かが走り回る足音が響き渡ってきた。

天上をどれだけ走り回ったか、それから押し入れから’トン’トン’トン’と駆け下りてくる次の瞬間、私の背中に飛び乗り、反射的な感触から体をエビ反らすほどの衝撃があった。直後に金縛りになり、その存在は目に見えないがしばらくの間、それは部屋の中を走り回っていた。不思議と全然、恐怖心がなく、ただただ、事終えるのを待つのみ、それから体が解放され部屋を出て、部屋を一つ開けて鍵がかかる先輩が居るドアをどれだけノックしたかろうか、眠っていたのをおこし不機嫌な様子ながら、その出来事を話すが聞き入れてはもらえず、再び椿の部屋に戻り翌朝まで何事もなく眠りにつけた。

翌日、もう一度、先輩にその出来事を話しても信じてもらえず、しかし、その日を境にして2年間ほど良い事が続いた。あれは「座敷わらし」だったんだろうなあ、これ以外にも摩訶不思議な出来事があるので、また何かの機会にお話します・・・